無言で、弄る手……
時々、肉をわしずかみにして、又弄る……
身体全身にベールをかぶせるように、手の平の優しい温度で、ゆっくりゆっくり
撫でながら……
時に、内腿や脇腹に、軽く爪を立てる…
柔らか手の平と手の温度を、感じる
手も身体も心も全て開く…
目は閉じて……
ゆっくり、海の中に落ちて行くように
ゆっくり……
ゆっくり……
手の平を、全てを開き 委ねる……
深く落ちて行く…
青い……神秘的な世界に
深く……
何も考えない……
その後は、私にしかわからない世界に…
柔らかい優しい手が、導いてくれる…